映画「朝食、昼食そして夕食」
原題 "18 Comidas"(18の食事)
サンティアゴ・デ・コンポステーラの街に暮らす様々な人々の食事風景を通して人生模様を描いている。
老夫婦の貧しい食卓、サラリーマン家庭の忙しない朝食、彼女を迎えようと張り切って作る食事、昔の恋人とのぎこちない昼食、同性愛者ペアが兄を迎えての気まずい昼食、ライブハウス経営の父子が職場で食べる中華弁当の夕食、しゃれたレストランでの別れ話をする夕食、誕生パーティー。しかし食事は主役ではない。特別なメニューやユニークな食材、ガリシアの名物料理が登場するわけではない。ありふれた食事のなかで繰り返されるありふれた日常と、大きな岐路になるかもしれないちょっとした変化。
それぞれ、続きは各自で想像して、と私たちの前に物語はそっと置かれる。
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