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カテゴリー「スペイン留学準備」の24件の記事

2010/01/05

25年ぶりのプラド、ゲルニカ

12月13日、プラド美術館に出かけた。約25年ぶり。外観は変わっていないが、空調が整い、展示も順序だって随分見やすくなったように思う。25年前は真夏に訪れたのだが、空調がなくて窓が開け放たれ、そこからガソリンの強く臭う車の排気ガスが流れ込んできて、絵は大丈夫だろうかと心配した覚えがある。

日曜日は入館料が無料なはずと思い午前中から行ったのだが、無料なのは午後5時からだった。閉館が8時なので、それでは3時間しかない。1人8ユーロを払って入館。結局、閉館まで観て回った。

やはり今度も最も印象に残ったのはゴヤ。宮廷の人々の下劣な品性までも情け容赦なく描いた肖像画群から「黒い絵」を経て「アルルのミルク売り娘」へ。このゴヤの変化と一貫性。堀田善衛の「ゴヤ」を再読したくなった。

ピカソの「ゲルニカ」は、25年前はプラドの別館で観た。当時は「ゲルニカ」がスペインに返還されて間もないころで、分厚い防弾ガラスに閉じ込められ、機関銃を構えた護衛に守られていた。

現在は「レイナ・ソフィア文化センター」に展示され、防弾ガラスはなく女性の館員が見張っているだけ。「ゲルニカ」から数メートルの床に線が引かれ、その外から観ることになっている。観客が多いせいか、床に座り込んでじっくり見入ろうとすると、館員から注意される。

今でも「ゲルニカ」はゲルニカへ、という要求は特にバスクで強いようだが、内戦の対立を引きずって「ゲルニカ」を敵視するような状況はもうないようだ。スペイン人に聞くと、内戦を話題にすると兄弟や親戚、隣近所同士でもまだ口論になりかねないとのことなのだが。

por Andres

2009/10/01

二度目のスペイン留学へ明日出発

昨日は文具や衣服の不足していたものを買いそろえた。ノートは、昨年のスペインで、なかなか使いやすいものが見つからず苦労したので、今度は持参することにした。100円ショップにあるものでも、スペインの普通の文具よりも質が良いのだ。

今日は最終チェック。持ち物をスーツケース2つとバッグ2つに分けて詰めて行った。常用している薬はAmeliaとAndresそれぞれのを3つに分けてスーツケース2つと各自のバッグに分散する。パスポートのコピーやeチケットなども分散し、荷物の紛失に備えた。

DSC04193 こうして出来上がった荷物がこれ。以前使っていた小さい方のスーツケースの取っ手が春のキューバ旅行で壊れ、少し大きめのに買い替えたのが左奥の灰色のもの。

昨年と比べてスペイン語の参考書が減り、衣類が増えた。

大きい方のスーツケースが重さ19.8kg、小さい方が16.0kg、左手前の黒いバッグが4.0kg、1.5kg。合計41.3kg。予想以上の大荷物になってしまった。

por Andres

2009/09/29

二度目のスペイン留学まで3日

出発が間近に迫って、今日は持ち物の確認をした。2度目なので前回の持ち物リストが使えて楽。明日には足りない物を買いそろえてしまうつもりだ。ただし衣類の準備がちょっと大変。昨年は初夏から夏だったので、衣類はほとんど夏ものですんだ。しかし今回は秋から冬、しかも私達が滞在するマラガのこの数日の最高気温は26度前後なので、夏・秋・冬と3シーズン分が必要になる。

マラガの語学学校は、市中心部の半径1kmの中に10校近くある。地図で確認してあるので、現地で回って資料をもらいながら各校の様子を見て決めることにしている。今回も二人別々の学校に通うことになるだろう。

宿泊先は、マラガ到着時の3泊だけホテルの予約を済ませた。アパートを借りるつもりだが、昨年滞在したバレンシアにあったような大きな短期滞在アパートはないようだ。見つかったのは、個人所有の部屋を貸し出しているものばかりだった。部屋の様子がよく分からないので、これも現地で見て決めることにした。

学校は毎週月曜日入学となっており、私達がマラガに着くのは10月3日の土曜日なので、1週間かけてアパートと学校を決め、12日から授業を受けるつもり。

今回の予定は、学校に6週間通い、その後にポルトガルとスペイン西部を旅行し、12月18日にマドリッドを発って19日帰国といったところ。

2度目とあって特に不安はないが、「慣れ」による緊張感の不足が少々心配だ。気を引き締めて行こう。

por Andres

2009/09/06

スペイン留学(第2回)に向けて準備開始

9月末から12月半ばまで、昨春に続いて2回目のスペイン留学を行うこととした。

行き先はマラガ。去年滞在したバレンシアの居心地が非常に良かったので、同程度の規模の街を候補に挙げて考えた。セビージャ、マラガ、サラゴサ、ブルゴス、ビルバオを検討してみたが、インフルエンザを念頭に温暖湿潤なマラガに決めた。

まず航空券の手配をと8月末からネットで探し始めた。前回はスカンジナビア航空でコペンハーゲン経由だったので、できれば他の経路をとりたかった。有効期限2か月以内のものだと安いものでも選択肢が多いのだが、私たちの日程に合うものでは安いのはスカンジナビアとスイス航空の2社だけ。そこでスイス航空を希望したのだが、安い席はもう埋まっていて、残っているのはスカンジナビアの倍ほどの料金のものだけだった。というわけで今回もコペンハーゲン経由となってしまった。しかもコペンハーゲンからマラガへの便は土日にしかなく、その上乗り継ぎの関係でコペンハーゲンに1泊しなければならないため、出発は10月2日(金)となってしまった。

10月 2日(金)11:40 成田 ―> 16:05 コペンハーゲン(SK984)
10月 3日(土)09:45 コペンハーゲン ―> 13:30 マラガ(SK583)
12月18日(金)11:10 マドリッド ―> 14:20 コペンハーゲン(SK9947)
12月18日(金)15:45 コペンハーゲン ―> 19日10:40 成田(SK983)

航空券代¥82,000 x 2 =¥164,000
TAX (成田空港施設使用料) ¥2,040 x 2 =¥4,080
(現地空港税) ¥4,700 x 2 =¥9,400
(燃油付加料+航空保険料) ¥14,500 x 2 =¥29,000
合計¥206,480

por Andres

2008/05/15

出発!

5時前に起き、5時45分に自宅出発。6時10分国分寺発の成田エクスプレスで空港に向かう。座席には余裕があるだろうと思って一昨日特急券を買ったのだが、アナウンスでは満席と言っていた。三鷹・吉祥寺に停まって、新宿で沢山乗り込んできて3分の2ほどの席が埋まる。渋谷を経由し東京駅では立ち席の人もちらほら。

 

千葉を過ぎると田園風景がはじまり、田植えを終えたばかりの水田が広がってくる。定刻7時56分に成田空港到着。出発ターミナルでスカンジナビア航空のカウンターの場所を確認した後、クレジットカードのサービスラウンジで休憩。このラウンジ、ゴールドのクレジットカードを持っていると無料で利用できる。ゆっくり休めて飲み物が無料。国内でも主要空港に用意されている。羽田と那覇のを使ったことがあるが、成田は初めて。アメリカンエクスプレスのカードだと海外の空港でも利用できるようだが、私たちの持っているものでは国内だけなのが少々残念。

 

昨日までの寒さは緩んだものの、まだ朝だからか空港ロビーは少々冷える。ゴールデンウィーク後の平日ですいているとばかり思っていたが、意外に旅客は多い。以前は夜出発の便だったので時間帯が違って混んでいるように思えるのだろうか。

 

いよいよ今日から3ヶ月。往復の航空券と今夜のバルセロナのホテル、明日から1週間のバレンシアのアパートホテルは予約してあるが、一番のメインである語学学校と2ヶ月ほど過ごすアパートは着いてから捜す。良いところが見つかるかどうかも含めて、予想外の出来事を充分に楽しんでこよう。

 

この記事はサービスラウンジで書いている。国内からアップする記事の最後になると思う。次はバルセロナから送る予定。

 

では、行ってまいります。

PorAndres

2008/05/14

出発前日

出発まで充分時間があったはずなのに、結局あれもこれもとやっているうちに出発前日の今日は、一日中バタバタしてしまった。

何人かの方から電話やメールで壮行の言葉をいただいたが、メールには返事も出せないまま一日が終わろうとしている。

明日は朝5時には起きなければならないので、今夜は早めに就寝したのだが。

荷物は思ったより少なく、この程度ですべておさまった。



例によって、何か忘れものをしているような気がして仕方がないが、パスポートとクレジットカード、航空券さえあればあとは何とかなるものだから、このくらいで切り上げることにする。
por Andres

2008/05/13

持ち物

パスポートやAmeliaの英文診断書など、重要書類のコピーも済ませ、あとの大きな仕事は持参する参考書の選定。あれも必要、これも使うかもしれない、こっちもないと困るだろう。迷いだすと増えるばかり。本は重いのでできるだけ少なくしたのだが。重く厚い辞書が電子辞書になったことでずいぶん助かってはいる。

日本語の本が恋しくなることも考えて、DS Lightの文学全集を持って行くことにした。100冊も入っているので、3ヶ月ではとても読み切れるものではない。いわゆる「名作」がそろっているが、収録作を眺めわたしてみると、意外に未読のものが多い。こういう機会でもないとなかなか読むこともないだろうから、ちょうど良いだろう。

夜、そろえた荷物の再確認をする。
残り1日。
por Andres

2008/05/12

持ち物リスト

いよいよ出発が迫り、持ち物を詰めはじめた。スーツケースは大小2個。大は75x55x28cm、小は55x36x23cm。あとは機内持ち込み用のバッグを2人でそれぞれ1個ずつの予定。

十分余裕を持って入ると思っていたが、いざ詰めはじめてみるとぎりぎり一杯になってしまいそうな状況。

現状でのリストは以下の通り。

貴重品

パスポート

クレジットカード

トラベラーズチェック

ELECTRONIC TICKET

現金(円)

現金(ユーロ)

パスポートのコピー

パスポート用写真

国際運転免許

健康保険申請書類

英文診断書


くすり

Andresの薬

Ameliaの薬

風邪薬

胃腸薬


衣類

Gパン

シャツ

上着

下着

靴下

ハンカチ

スリッパ

防寒具

帽子

水着

メガネ

サングラス


洗面・入浴

歯ブラシ

歯磨き

歯間ブラシ

シャンプー

リンス

ヘアブラシ

ヘアクリーム

髭剃り

化粧品

ボディクリーム


日用品

菜箸

洗濯洗剤

皿洗い毛糸の編み物

ドライヤー

小旅行用バッグ

日常用バッグ

目覚まし時計

ハサミ

毛抜き

爪切り

ビニール袋

ティッシュ

住所録


学用品

電子辞書

西和辞書

和西辞書

英和辞書

和英辞書

筆記用具

ノート

ファイル

ファイル用紙

動詞活用表


PC関係

パソコン

ACアダプター

電源ケーブル

LANケーブル

モジュラーケーブル

電卓

カメラ

カメラ用充電器

カメラ・PC接続ケーブル

DSライト

DSソフト

イヤフォン


ここから削るものはおそらくないだろうが、追加が出てくる可能性は高い。

今日を入れて残り3日。明日には一通り準備を終えたいものだ。
por Andres

2008/05/06

バルセローナのホテルを予約

飛行機のバルセローナ到着が夜9時40分の予定なので、その日のホテルは予約しておくことにした。

飛行場に近いホテルを探してみるが、あまり数は多くない。バルセローナ空港がそんなに大きなものではないからか。

Tryp Barcelona Aeropuerto Hotelというのが空港に隣接していて便利そうなので、ここに決める。

いくつかの予約サイトで比べてみると、Hotel Club(http://www.hotelclub.net/)での価格が一番安い。予約を入れると、メールで「予約は既にホテル側に送られ、現在先方からの返答を待っているところです。・・・予約の確定が即時にできません。予約確定には通常、オーストラリア、ニュージーランド、アジアのホテルの場合は1日、ヨーロッパ、アフリカ/中東、アメリカ/カリブのホテルの場合は2日を要します」との回答がある。

ところが4月30日に予約手続きをしたのに、5月5日になっても回答が来ない。メールをもう一度読み返してみると、「お客様の現在のご予約申込状況は、いつでも下記のリンクをクリックしてご覧いただけます」とある。

指定のリンクをたどって確認してみると、「お客様のご要望したご予約に対する処理を終了いたしました。現在そのホテルに対するお客様のご予約はありません。お客様がご予約をキャンセルなさったか、またはご要望の条件でのご予約はできません。」と書かれている。

メールの表現もこのリンク先の文章も、分かりにくい。ネットでの予約なのだから、予約が成立したかどうかはメールで知らせるのが当然だろう。そうでないのなら「メールでは通知しませんので必ずWebサイトで確認してください」といった注意書きをすべきだ。また、リンク先の文章では、予約方法に不備があったのか、間違って予約をキャンセルしてしまったのか、ホテルが満室で予約できなかったのかの区別ができない。そのため再度同じホテルに予約手続きをして数日を無駄にしてしまう可能性がある。

要するに予約はできなかったということ。あらためてホテルを探し、やはりHotel Clubを通してSalles Ciutat del PratHotelに決める。今度はすぐに送られてきたメールに「お客様の上記のご予約が確定しましたので、お客様のクレジットカードへご請求させていただきました。」とあった。

予約が確定した場合はこのようにメールで知らせてくれるのだから、予約が成立しなかった場合もメールで通知できないはずはない。こちら側にとっては、予約ができた、できなかった、どちらも同程度に必要な通知なのだ。改善してほしいものだ。

とにかく初日の宿は確保できた。
por Andres

2008/05/02

パスポートと国際運転免許証

いよいよ出発まで半月となった。パスポートが期限切れで失効していたので、先日取得のための手続きをした。特に支障もなくパスポートが手に入ったので、次に国際運転免許証の申請に府中の運転免許試験場まで出かけた。持っていったのは運転免許証、パスポート、写真。

玄関を入ると総合案内らしき受付があったので、そこで「国際運転免許の申請書をください」と言うと、係の男は黙って手を差し出してきた。何のことやらわからず、もう一度「国際運転免許の申請書はどこでいただけますか」と聞くと、男はさらに手を突き出し、今度は一言「免許証!」。

官公庁の対応も最近は随分良くなってきているが、この係員は非常に感じが悪い。

免許証を渡すとそれを機械にかけ、自動的に申請書が出てくる仕組み。手渡された申請書に必要事項を書き込み、印紙売場で2,650円分の証紙を買って貼り、3階の窓口で申請。ところがここで撥ねられてしまった。パスポート作成時と同じ写真を持っていったのだが、パスポートの写真は縦横45mm×35mmで、国際免許は50mm×40mmだったのだ。まさに縦割り行政の弊害の典型。外務省と公安委員会は一体何をやっているのだろうか。写真の大きさの調整、それもたった5mmの調整などスピード違反の切符を一枚切るのよりも簡単な作業ではないか。何しろ国際免許証では写真を接着剤で用紙に貼り付けているだけなのだから。

1階に行ってスピード写真を撮り、写真を持って窓口に戻るともう免許証はできていた。

申請窓口の係の人は仕事も手早く口調も丁寧で、それが救いではあったが、腹立たしい思いをさせられた府中運転免許試験場だった。
por Andres
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